四国電力は6日、家庭向け電気料金を9月1日から平均7.80%値上げするとした申請書を経済産業省に提出し、即日認可された。7月1日からの実施を目指していたが2カ月遅れとなったほか、上げ幅が政府の査定で2月当初の申請から3.14ポイント圧縮された。値上げは第2次石油危機後の1980年以来、33年ぶり。7月から平均17.50%アップした企業向け大口電気料金も、2.78ポイント引き下げて14.72%にすると発表した。 標準的な家庭(月間使用量300キロワット時)では1カ月当たり349円の負担増。燃料価格の変動を反映する燃料費調整額を加算すると、8月に比べ433円の値上がりとなる。企業向けの差額は8月請求分で精算する。家庭向けと企業向けを合わせた値上げ幅は11.15%で、増収効果は年間494億円。 千葉社長は7日、値上げ報告のため県庁を訪れ、中村時広知事と面談する。
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