伊予鉄道(愛媛県松山市、佐伯要社長)は26日、クレジットカード事業などの日専連えひめ(同)の経営支援要請を受け入れ、25日付で完全子会社にしたと発表した。出資額は6億円。事業は継続する。 日専連えひめは、改正貸金業法による利息返還請求や景気悪化によるキャッシング利用減少などで2009年3月期から赤字に転落。13年3月期の純損失は9600万円だった。 12年4月、伊予鉄に経営支援を要請。伊予鉄は、条件とした融資金融機関の一定の債権カットによる債務負担軽減が行われたことから、顧客の利便性確保のため7月25日に日専連えひめの株式を100%取得した。 日専連えひめはクレジットカード発行やギフトカード販売のほか、伊予鉄のプリペイドカード「ICい~カード」の利用債権や伊予鉄高島屋発行の「ローズカード」の一部売掛債権の回収などを行う。加盟店数は松山市の中心商店街や地元企業など約2700店、カード会員は約19万人。
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