和霊大祭・うわじま牛鬼まつりのフィナーレを飾る「走り込み」が24日夜、愛媛県宇和島市和霊町の和霊神社前の須賀川であった。かがり火やたいまつに照らされた幻想的な舞台で、若者が御神竹に備え付けられた御幣を争奪し、3日間の祭りを熱く締めくくった。 午後9時20分ごろ、3台のみこしが川下から「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声を響かせ、和霊神社前を埋めた観客の前に姿を現した。 水しぶきを上げながら御神竹を何度も周回した後、法被姿の若者が御幣を目指した。観客からの声援を受けながら体一つで高さ約10メートルを登り御幣をつかむと、一層大きな歓声と拍手が湧き上がった。
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