中国四国百貨店協会は18日、6月の百貨店売上高を発表した。愛媛県内2店の合計は、前年同月比6.8%増の40億2853万円で、2カ月連続で前年同月を上回った。主力の衣料品や中元の出足が好調で、日曜日が1日多かったことも寄与した。 1~6月累計も前年同期比0.8%増で、同協会は「ここ10年ほど年間売上高の前年割れが続く中、半年だが前年を上回った。円安株高を背景に、9.0%伸びた高額品を中心に消費意欲が回復してきた」とみている。 各店によると、いよてつ高島屋は27億402万円(前年同月比8.6%増)。昨年は7月1日に始めたクリアランスセールを今年は6月28日に前倒しして衣料品がけん引。靴・バックなど身の回り品も伸びた。中元などギフトが好調で食料品も前年同月を上回った。 松山三越は13億2450万円(3.3%増)。主力の婦人服の定価商品が堅調だった。中元も目標を上回って推移した。
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