秋季全国火災予防週間（９～１５日）に合わせ、緊急時の対応や連携を確認する訓練が１５日、愛媛県松山市大手町２丁目の松山市民病院であった。松山中央消防署や同病院職員、新玉地区の消防団や防災士など６機関９５人が参加し、避難誘導や救出の手順を確かめた。 南海トラフを震源とする震度７の地震で、病院７階の調理室から火災が発生し、入院患者など２６人が逃げ遅れたとの想定で実施した。 ４階に取り残された避難者をはしご車で救出したほか、屋上からの救出訓練では地上から張ったロープに担架を取り付けて人形を乗せ、消防隊員が付き添って滑りながら地上へ下ろした。病院職員や防災士らは避難者を院内から応急救護所や避難所へ誘導。はしご車からの放水も行い、火災時の対応を実践した。
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