【ヤンゴン(ミャンマー)14日愛媛新聞=松本尚也】首都圏で活躍する愛媛県出身経営者らでつくる東京・愛媛クラブ(代表幹事・井上晴孝弁護士)が14日、経済事情視察のためミャンマーを訪れ、最大都市ヤンゴンで松山市出身の樋口建史・駐ミャンマー大使(61)から招待を受け大使公邸での夕食会に参加した。 ミャンマーは2011年、軍政から民政に移管し、各国企業が投資先として注目する。視察団25人は17日まで滞在し、県人経営の現地企業を訪問するほか、日本貿易振興機構(ジェトロ)のヤンゴン事務所による勉強会に出席。第2次世界大戦での日本人戦没者慰霊碑も訪れる。 樋口大使は4月に着任。夕食会では「ミャンマーは伝統的な仏教国。ミャンマー人は穏やか、勤勉で日本人に似ている」と印象を話した。ミャンマー経済に関しては「民政に移管し、国造りに向け活気に満ちている。市場としても非常に魅力がある」と説明。13日まで首都ネピドーで開かれた日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などにも触れ「(安倍晋三首相が)経済的に重要なASEAN各国の首脳と2カ国会談でき、意義深かった」と成果を語った。
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