現金を宅配便やレターパックで送らせたり、犯人が直接受け取りに来たりする「現金交付型」特殊詐欺被害対策として、愛媛信用金庫(松山市)と川之江信用金庫(四国中央市)は13日、高齢者から高額出金の依頼を受けた際に「自己宛て小切手」を発行する運用を17日から始めると発表した。 県警によると、同様の運用は伊予銀行(松山市)、愛媛銀行(同)でも既に実施している。 自己宛て小切手は小切手に記名された受取人のみが支払いを受けることができる仕組み。現金化に時間がかかることなどから、被害防止効果を期待できる。 高齢者から多額の現金引き出しの依頼があった場合、「振込先が知らない人・会社の口座である」など記したチェック票を使って職員が資金使途などを確認。自己宛て小切手や振り込みの利用を案内することにしている。
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