愛媛県は10日、2013年国際細胞検査士賞を受賞した則松良明県立医療技術大教授に、愛顔(えがお)のえひめ賞を授与した。 則松教授は、子宮体がんの発見などに用いる「子宮内膜細胞診」の診断精度向上に寄与したとして、5月に検査士賞を受賞した。 10日は県庁で中村時広知事が表彰状とメダルを贈呈し「(医療技術大は)大学院が設置されるので、今後も活躍してほしい」と激励した。 則松教授は「子宮体がんの研究は1980年代に米国で消えてしまった学問だが、欧州やカナダなどで評価された。今回の研究で誤診断をさらに減らせれば、子宮を取らずに済むことができる」と述べた。
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