愛媛県今治市西消防署は13日、同市菊間町浜の市菊間支所別館で、解体中の庁舎を倒壊建物に見立てた訓練を行い、署員13人が災害現場に近い状態で資機材の取り扱いや人命救助の手順を確認した。 若手署員は、がれきで埋もれた1階に入るため、2階のコンクリートの床に穴を開ける訓練を実施。「機械のパワーに負けんように体重をしっかりかけて」などとベテランの助言を受けながら、削岩機やハンマードリルで少しずつ床を削った。 1階では、重さ数百キロのがれきの下に人が埋もれていると想定。参加者はエンジンカッターを使い慎重に切断し、機械で浮かせて救出した。
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