現金の取り扱いが増える年末を前に松山東署は11日、松山市勝山町2丁目の愛媛銀行本店で強盗訓練を行い、事件発生時の対応などを確認した。 金融機関などを対象に特別防犯指導する県警の「CPP(犯罪・予防・指導)作戦」の一環。東署生活安全課員が2人組の強盗に扮(ふん)して行内に侵入し、女性行員を人質に取って現金を強奪した。行員は通報や犯人の特徴の記録、追跡経路の確認など、事前に決めた役割を十分に果たせるかを確認した。 訓練後、藤田聡彦署長が「一連の動作を冷静に行えるかが重要。顧客の生命、財産を守るためにも、反復して訓練してほしい」と呼び掛けた。
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