日本高野連は12日、大阪市で定例の審議委員会を開き、1日の秋季四国大会の試合中に部員を平手打ちした愛媛県今治西高校の監督は謹慎処分が相当として日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。 今治西高は同大会で準優勝しており、来春の選抜大会出場が有力視される。選考への影響について、西岡宏堂審議委員長は「今回のケースだと(出場を)止めることにはならない」と否定した。謹慎処分が決まれば、監督は新チームになってから処分を受けると選抜大会で指揮を執れないという大会内規に抵触するため、チームが春の甲子園に出ても采配を振るえない。 関係者によると監督は準決勝の試合中にベンチ裏で2年生部員を平手で3回たたいた。同校は6日に県高野連へ報告書を提出するとともに、評議員ら約10人で構成する第三者委員会を設置し対応を協議している。監督は指導を自粛し、顧問らが練習に出ている。
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