仕事や特技を生かした「保護者による授業」が6日、愛媛県松山市井門町の松山中央高校であった。保護者3人がそれぞれ教壇に立ち、富士登山の体験などを生徒に語り掛けた。 開かれた学校づくりの一環として20日にも予定しており、卒業生を含む6人を「先生」に招いている。 2年生の教室では、伊予市上野の学校生活支援員、小玉千香子さん(45)が、家族に支えられて富士登山や屋久島に挑んだ経験を写真で伝えた。 小玉さんは、登山は事前の情報収集や無理のない計画、装備品の準備、体調管理が不可欠と強調。「大学受験や就職試験でもこの四つは重要。自分の目標をしっかり決めて、心の中の『山』を一生懸命に登る高校生活を送ってほしい」とエールを送った。
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