酷寒の地で年を越す南極観測隊員に日本の正月ムードを今年も届けようと、宇和島青年会議所は31日、門松一対の「定期便」を昭和基地に発送した。 南極観測船「しらせ」の前任「ふじ」の艦長で、愛媛県宇和島市出身の森田衛さん(89)=神奈川県横須賀市=が1974年に帰郷して講演したのをきっかけに毎年贈っている。市内の造園業者に依頼して作った門松は高さ1.5メートル、直径0.6メートル。竹や梅、松のほか、ナンテンなどが飾られている。 門松は東京の晴海ふ頭で「しらせ」に積み込まれ11日に出港する。
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