愛媛県は29日、中予保健所の職員が懇親会や慶弔費などに充てるため給与から積み立てている親睦会費について、会計を担当していた40代の女性の一般職員が約118万円を使い込んでいたことが判明したと発表した。 調査に対し女性職員は「借金があり生活費に充てた。申し訳なかった」と認め、弁済を約束しているという。県は保健所による詳細な調査結果を受け、処分を検討する。 県によると、親睦会には職員53人が任意で加入し、会長は保健所長。女性職員は4月から会計を担当し10月までに約30回、キャッシュカードを使った不審な支出が確認された。1回2万~3万円、最大18万円だった。 女性職員が病気休職中だった10月23日、親睦会の役員が支払いをしようとして、4月以降に記帳がされていないことや残高不足が判明したという。
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