日本ジオパークに認定された愛媛県西予市で26日、見どころの一つの四国カルスト(西予市野村町大野ケ原)を思い思いのペースで進むトレイルランニングとウオーキングがあった。幼児から60代まで県内の約30人が約5キロの山道に挑戦。心地よい汗を流しながら、肌寒くなってきた高原の雄大な自然を満喫した。 市合併10周年記念事業として、地元住民らで構成する四国西予ジオパークスポーツイベント実行委員会(和気宗一郎会長)が主催した。 大野ケ原小学校に集合した参加者は、元競歩日本代表の忠政啓文さん(38)=久万高原町=から「植物を取ってはいけない」「山では登る人が優先」などのマナーを学んだ後、軽快に駆け抜けるトレイルランニングと、ポールを使ったウオーキングに分かれて出発。雲間から時折光が差し込む中、思い思いのペースで標高約1400メートルの源氏ケ駄場まで登り切った。
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