愛媛県西予市野村町惣川の旧庄屋屋敷・土居家を舞台にした演劇「山奥組惣川 土居家ものがたり」に出演する惣川小全児童6人と、主催する東温市の市民劇団「俳優塾」に所属する中予の小中学生4人がこのほど、2日間にわたって同家に泊まり込み、せりふや動きの確認など本番に向けた練習に励んだ。 2日目は同塾の宮城晃塾長(72)らが、主人公の少女清と妹たちが父親が倒れたことで離れ離れになるシーンを指導した。せりふを暗記している出演者は「横一列にならず、動いて」「もっと声を出して」などの助言を受け、懸命に演じた。 土居家は西日本最大級のかやぶき木造民家として知られる。劇は太平洋戦争の終戦前後、土居家に子守奉公としてやってきた清が跡継ぎの総一郎に恋し、身分の違いを超えて気持ちを貫き通す純愛物語。西予市野村町野村の乙亥の里で12月25日に2回公演する予定。
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