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つなごう荘園の塩作り 上島のNPOが揚浜式実験

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 塩を通した町おこしに取り組む愛媛県上島町のNPO法人「弓削の荘」(村上知貴理事長)が17日、愛媛大考古学研究室と共同で、同町弓削鎌田に造成した揚浜式塩田で塩作り実験を始めた。来夏には観光客などに体験してもらえるよう技術の確立を目指す。 上島町の弓削島は中世に東寺の荘園として栄え、国宝「東寺百合文書」には弓削島に関する多数の文書が含まれている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会が6月、東寺百合文書を記憶遺産の登録候補に決めたのを受け、くみ上げてきた海水を塩田にまき水分を蒸発させる当時と同じ揚浜式塩田で塩を作り、地域活性化につなげようと実験に乗り出した。 弓削の荘の会員や愛媛大の村上恭通教授ら約20人が参加。11メートル四方の塩田に敷いた砂に海水をまき、水分が蒸発するのを待った。塩の結晶が付着した砂を海水で洗い流して塩分濃度が高いかん水を作り、釜で煮詰めた。

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