パラリンピックで計15個の金メダルを獲得した元水泳選手の成田真由美さん(44)=神奈川県=が17日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで「自分の可能性を求めて」と題して講演し、障害への理解などを訴えた。 13歳から病気のため下半身がまひした成田さんは、車いすで電車に乗る際「なんで一人で来たんだ」と駅員から心ない言葉を浴びせられた経験を語り、「誰でも老いる過程で障害者になる可能性を考えてみてほしい」と呼び掛けた。 4回出場したパラリンピックでは「誰にも負けるわけがないと考えるようにしていた」と大会に強い決意で臨んでいたことを明かした。
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