NPO法人西条自然学校(愛媛県西条市)はこのほど、同市の加茂川河口に広がる干潟にすむ5種類の巻き貝をあしらった手ぬぐいを作った。巻き貝は同じ種類でも模様が違ったり、他の種類と同じように見えたりして区別が難しく、自然学校は「県内最大の干潟で汗をぬぐいながら、貝の美しさや生き物の模様の面白さを堪能してほしい」としている。 手ぬぐいは濃紺で縦36センチ、横90センチ。環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されているカワアイや準絶滅危惧種のヘナタリなどのイラストや学名をデザインした。 自然学校は昨年9月、干潟の生物調査に着手。スタッフの光沢安衣子さん(32)によると「いろんな種類の生物がいて区別が難しい」ことから「分かりやすいように特徴をイラスト化しよう」と計画し、なかでも判別が難しい巻き貝を取り上げることになった。
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