創業を活発にし、地域経済の活性化につなげることを目指す「えひめベンチャー起業塾」が8日夜、愛媛県松山市文京町の松山大で始まった。起業を志す大学生からシニアまでの塾生36人が、来年2月まで全15回の日程で新たな価値の創造の仕方や、起業に向けたプラン作成などを学ぶ。 起業塾は、県と松山大が8月に締結した「創業・ベンチャー支援の促進に関する連携・協力協定」の一環で開講。えひめ産業振興財団とも連携する。 県によると、県内の開業率は2010~12年度の平均で3.6%。全国平均4.5%と比べ、水準の低さが課題になっている。 入塾式で、元ダイキ社長の山下雄輔塾頭は「思いと必要性の追求が起業の発端となる。塾から愛媛で立地できる企業をつくっていきたい」とあいさつ。参加者はそれぞれが持ち寄った企業家の著書を題材に、グループワークを通じて起業のポイントを確認した。
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