県民と一体となって特殊詐欺の被害防止や犯人摘発に取り組む愛媛県警の「特殊詐欺サポーター制度」の運用が８日、始まった。サポーターは、地域や職域で積極的に注意喚起するほか、「だまされた振り作戦」への協力、不審電話の情報提供などを行い、被害の撲滅を目指す。 県警生活安全企画課によると、サポーターとなったのは、地域の高齢者との接点が多い県老人クラブ連合会、県シルバー人材センター連合会など１７団体の計２万１３７５人で、全国的にも最大規模。 ８日に県警本部であった初めての連絡会議には各団体代表者ら３９人が出席し、県警の担当者が特殊詐欺の現状やだまされたふり作戦の有効性を説明。川辺俊一本部長が「県民の先頭に立ち、詐欺と闘う意識で協力してほしい」と呼び掛けた。
↧