ノーベル物理学賞受賞が決まった中村修二さん(60)の母校・大久小学校(愛媛県伊方町大久)で9日、全校児童40人がお祝いのメッセージを寄せ書きした色紙を作つくった。来校を呼び掛ける言葉をしたためた児童も多く、中村さんが活動拠点にしている米国のカリフォルニア大サンタバーバラ校の研究室に郵送する。 生まれてから小学1年まで大久で過ごした先輩の快挙に、祝福の気持ちを伝えようと計画した。6年生5人は1時間目の授業時間を活用して順番にメッセージを記入。「大久小にノーベル賞を取った人がいて、とても誇りです」「僕も努力して偉くなりたいです」などと丁寧な字で書き連ねていた。 受賞を伝える新聞に掲載されていた中村さんの写真を見ながら、色紙中央にそっくりの似顔絵も描き上げた6年阿部莉子さん(12)は「8日の昼から描き始めて、笑っている感じを出せた。喜んでもらえると思う」と話していた。
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