愛媛県松山市は１日から、緊急地震速報や津波警報、避難勧告などの緊急情報を地域に放送する「デジタル防災行政無線」の運用を始める。従来のアナログ式よりも音が明瞭になり、聞こえる範囲も広がる。 電波法改正や機器老朽化に伴い、市が２０１１年度から旧松山、北条両地域を中心に整備を進めてきた。総事業費８億８２００万円。 スピーカーで地域に拡声放送する無線局を従来より５０カ所多い２５２カ所に設置。沿岸部の公園などに文字表示できる装置も導入した。地形や気象の影響で聞き漏らしがないよう学校や公民館、福祉避難所、個人宅など２１４カ所に屋内で放送を受信できる機器も設置した。 放送内容を電話で確認できるテレホンサービス＝電話０８９（９８６）７７５５＝も開始する。
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