自転車をそのまま電車内に持ち込める「サイクルトレイン」の運行が27日、伊予鉄道郊外電車全線で始まった。サイクリストらが早速、愛車とともに松山市湊町5丁目の松山市駅を出発した。 10月26日の瀬戸内しまなみ海道での国際サイクリング大会を前に、自転車を活用した観光振興を図ろうと伊予鉄道が展開。大手町、石手川公園、鷹ノ子を除く32駅で乗降できる。 来年3月29日までの土日祝日に終日、実証実験として運行。継続は結果を踏まえて検討するという。 松山市駅での出発式には中村時広知事ら約20人が出席。伊予鉄道の佐伯要社長は「自転車の利用者が電車に親しみ、健康増進や観光振興につながれば」とあいさつした。午前7時58分、ウエアを着たサイクリストらが乗り込み、第1便が出発した。 電車内への自転車の持ち込み位置は決まっており、1列車で10台まで。通常の乗車運賃で利用できる。
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