愛媛県東温市則之内の東谷小学校と東谷幼稚園の児童・園児40人が22日、学校近くの水田で、地元のお年寄りらと一緒に植えたもち米を刈り取った。虫の鳴き声が響く山あいで、こうべを垂れた稲に丁寧に鎌を入れ、収穫の喜びを分かち合った。 5月、もち米の苗を水田2アールに植えていた。児童らは、お年寄りから「なるべく下の方から刈るといいよ」と教わり、ざくざくという小気味いい音を響かせながらあっという間に刈り終え、大人を驚かせた。両手いっぱいに稲の束を抱えて運び、脱穀作業も手伝った。額に汗する姿にお年寄りらは目を細めていた。 10月の授業参観日で収穫したもち米を材料に餅つきをし、みんなで一緒に味わう。
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