愛媛大は3日、付属高をモデル校に、高大間の円滑な学びの接続を通じて大学教育の到達点の高度化を目指すプログラムが、文部科学省の「大学教育再生加速プログラム」に採択されたと発表した。多面的に資質や能力を評価できる入試制度改革につなげたいとしている。 愛媛大の取り組みは、高校生への大学レベルの教育提供▽課題研究の新評価手法導入▽情報や日本語などの運用能力を育てるICT(情報通信技術)教材の開発―が柱。 大学レベルの教育提供は、意欲ある生徒を対象に数学と英語の2科目で実施。教員同士の連携や専門教員の採用により、早ければ2015年度から始める。付属高の生徒が大学教員の指導を受け取り組む課題研究で、生徒の意欲や適性なども含めた客観性の高い新評価基準を導入し、入試への活用を目指す。
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