愛媛県宇和島市三間町曽根地区に伝わる県無形民俗文化財「花踊り」が1日、曽根天満神社であった。練習を重ねた地元の踊り手が、真剣を振り回す軽快な踊りを披露した。 土佐の長宗我部元親に鼻を切られ非業の死を遂げた三間地方の歯長城主の霊を慰める「鼻取り踊り」として16世紀末ごろ始まったという。今は「花踊り」となり、五穀豊穣(ほうじょう)や厄よけを願い踊られている。 1日は、地元保存会(清家博幸会長)の5~80歳の26人が参加。紺色の法被姿に中学生以上は大太刀、小学生以下は小太刀を手にする「太刀の部」と、真剣を鎌に持ち替えた「鎌の部」の計14番を舞った。
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