愛媛県宇和島市出身の茶人、木村宗慎さん(38)が和菓子と器を解説した「一日一菓」(新潮社)の刊行記念展が東京・日本橋の三越本店で開かれている。初日の27日には木村さんと漆芸家赤木明登さん(52)のギャラリートークがあり、器にまつわる話を紹介した。 一日一菓は「もてなしの気持ち」を感じてもらおうと、木村さんが1年間日替わりで和菓子と器に関して写真とともにつづったブログをまとめた。 27日のトークでは、互いの活動や器の魅力などで盛り上がり、木村さんは「普通にある物が、取り合わせによって違った魅力を浮かび上がらせることを感じてもらえれば」と本への思いを披露した。 記念展では工芸作家10人の計約100点の作品を展示販売。9月2日まで。
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