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移植医療推進願い寄付 亜裕美ちゃん遺族に感謝状

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 1994年、生体肝移植の手術を前に亡くなった中矢亜裕美ちゃん(当時11カ月、愛媛県松山市)の遺族が愛媛腎臓バンク(森田浩治理事長)に、「亜裕美ちゃん基金」として運用してきた約783万円の寄付を伝え、6日に松山市南堀端町の伊予銀行本店で感謝状贈呈式があった。 当時、亜裕美ちゃんの移植を支援しようと集まった募金約1500万円を基に父敬二さんが翌95年に「基金」を設立。生体肝移植を行う患者家族への経済的支援や、臓器移植推進のための啓発に充ててきた。2012年4月、敬二さんが腎がんで亡くなり、基金を解散するため、敬二さんが活動に協力していた腎臓バンクへの残額の寄付を決めた。 贈呈式には、母礼子さん(56)と長男拓郎さん(29)、次男翔さん(27)のほか、腎バンクの事務局を務める県保健福祉部職員が出席。拓郎さんが寄付金の目録を森田理事長に手渡した。

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