「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」前日の5日夜、広島県広島市東区にある七つの社寺で「夏の夜、祈りと平和の夕べ」(七社寺会など主催)が開かれた。広島東照宮では平和記念公園内の「平和の灯」から採火した炎が、石段に「祈」の文字をかたどる中、参拝者が雨にぬれる境内で犠牲者の冥福と平和を祈った。 計約1000本のろうそくが照らす参道で、静岡県伊東市から訪れた熱海高3年斉藤亜美恵さん(17)は「同じ日本人として、被爆して亡くなった人たちがどんな気持ちだったのか考えさせられます」と揺れる炎を見つめていた。 6日は愛媛大の学生たちが広島東照宮を訪れ、久保田訓章宮司(82)から被爆体験を聞く。
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