愛媛県内は26日、高気圧に覆われて気温が上昇し、大洲37.2度など15観測地点中9地点で猛暑日となった。11地点で今年最高を記録した。熱中症とみられる症状で、松前町では男性が死亡、今治市の男性も意識不明となった。 伊予消防等事務組合消防本部によると、26日午後4時15分ごろ、松前町昌農内の農耕地で、男性(72)が倒れているのを近所の男性が見つけ、家族が119番した。意識不明で病院に搬送されたが、死亡が確認された。松山地方気象台によると、隣接する松山市では同日午後2時55分ごろ、最高気温36.8度を観測した。 今治市消防本部によると、午後1時10分ごろ、同市桜井で市内の60代の男性が屋外作業中、意識不明となり、熱中症の疑いで搬送された。今治の最高気温は36.7度だった。 高松地方気象台は26日午後5時4分、四国地方に高温注意情報を出した。27日の予想最高気温は松山で35度。熱中症の危険が特に高くなるため、水分をこまめに補給し、カーテンで日射を遮ったり冷房を適切に利用したりするなど、熱中症に対し十分な対策を取るよう呼び掛けている。
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