愛媛県松山市は22日、樹木医の診断で腐食による倒木の恐れがあるなど「危険」と判定された街路樹の撤去作業を始めた。2週間程度で市道沿いの19本を伐採する。 市は、折れた街路樹の枝で女児が重傷を負った川崎市の事故を受け、4月中旬から約2週間かけて公園や街路の計約2万1000本を緊急点検。うち50本程度を樹木医が診断し、危険と判定された木の伐採を決めた。 初日は午前9時から、松山市花園町の花園町通りと千舟町通りの交差点近くにあるイチョウ1本を撤去した。市によると、戦災復興で植えられ、約60年かけて幹回り約1.1メートルに育ったが、皮がはがれた部分から根元が腐食し、空洞化。伐採する19本の中で特に危険性が高かった。
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