脱税目的の不正混合軽油を撲滅しようと、県中予地方局は11日、愛媛県伊予市大平の国道56号で大型トラックなど計15台に軽油の抜き取り調査を行った。 県中予地方局課税課によると、ディーゼル燃料となる軽油は1リットル当たり32.1円の軽油引取税(県税)が課せられているが、非課税の灯油や重油を混ぜて使い、不正に税負担を免れるケースがある。県は年6回程度抜き打ち調査をしており、本年度は南予に続き2回目。2012年度に中予で45台を調べたが不正は見つからなかったという。 11日は、県職員と伊予署員計10人が1台ずつディーゼル車を停止させ、タンクから燃料1リットルを採取。運転手から給油先や量を聞き取り、不正軽油撲滅のパンフレットを手渡して防止を呼び掛けた。
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