愛媛県は10日、県内の3児童相談所と20市町が2013年度に対応した児童虐待相談が前年度比31.4%増の832件で、過去最多だったと発表した。 ドメスティックバイオレンス(DV)を目撃した子どもの心理的な虐待につながるケースが多く、主に警察からの通報が増えた影響とみられる。 児童相談所が対応した家庭での虐待は565件で、前年度から186件増加した。内訳は心理的虐待が301件(53.3%)で最も多く、次いで身体的虐待171件(30.3%)や、食事を与えないなどのネグレクト85件(15.0%)だった。性的虐待は8件(1.4%)。 被害者は0~5歳が48.0%と半数近くを占め、小学生も32.2%。一方、加害者は実母が44.8%。実父は39.8%で、前年度の117件から225件にほぼ倍増した。
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