尾道市立大(広島県尾道市)美術学科の教員や大学院生らの作品を集めた展覧会「ツナガルケシキ」が1日、愛媛県今治市大三島町宮浦の大三島美術館で始まった。同日は出品した教員14人のギャラリートークがあり、参加者は最前線で活躍する作家の語りに耳を傾け、作品に見入っていた。8月31日まで。 「島々をつなぐ、アートをつなぐ」をテーマに大学と美術館が企画。日本画や油絵、映像作品など、院展出品作も含む約50点が並ぶ。尾道市立大によると、同大が開く展覧会としては過去最大で、さまざまなジャンルの作品を一堂に公開するのは珍しいという。 小田野尚之教授(日本画)は出品した「尾道小景」について、「絵の具を塗る前に全面に金箔(きんぱく)を貼り、発色を良くしている」などと技法を解説した。
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