愛媛県内の遺跡に残された災害痕跡を紹介する「えひめ災害の考古学 災害の過去と未来を結ぶ」が、松山市上野町の県生涯学習センターで開かれている。7月27日まで、入場無料。 同センターと県埋蔵文化財センターが共催。県内7カ所の遺跡から見つかった地震、大雨、火山噴火などの災害痕跡の写真パネルや出土品など約50点を展示している。 祝谷畑中遺跡(松山市)は、弥生時代―中世にかけての集落遺跡で、中心部には地震による地割れが見られる。その中に埋まっていた土から、14世紀中期の遺物が出土しており、1361年に起こった正平の南海地震で生じた可能性があるという。
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