愛媛県警は17日、恋愛感情の絡まない執拗(しつよう)な嫌がらせや、学校や職場などでの盗撮、痴漢の禁止などを盛り込んだ県迷惑防止条例の改正案を本年度中の県議会に提出すると発表した。2017年愛媛国体を見据え、現条例より路上での客引き行為の禁止対象を大幅に広げ、厳罰化する。 生活安全企画課によると、早ければ9月県議会に提出する。ストーカー規制法の対象外となっている恋愛感情の絡まない嫌がらせのほか、法的に取り締まりが難しいケースのある学校や職場などでの盗撮や痴漢には、新条例で対応する。 新たに路上でのキャバクラ、ホストクラブへの客引きやスカウトなどを禁止する。風俗案内所などへの客引きも対象とし、警察官による中止命令も可能にする。「お金を恵んでほしい」とつきまとうなど、恐喝罪などに至らない不当な金品要求の禁止も新設する。
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