高松国税局は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2013年分の土地の路線価(1月1日現在)を発表した。愛媛県の標準宅地(約4700地点)は1平方メートル当たりの対前年増減率で平均2.8%下落。下落は6年連続となったが、下落幅は前年比で0.5ポイント縮小し、地価の下げ止まり感が出てきている。 四国(約1万2700地点)は平均4.5%下落し、下落幅は前年比1.2ポイント縮小。下落は21年連続だった。同局は長引く景気低迷や人口減少で地価低下が続いたことによる値ごろ感から需要が増え、下落幅が縮小したとみている。 四国の最高は11年連続で松山市湊町5丁目の「伊予鉄松山市駅前通り」。1平方メートル当たり60万円(前年比4.8%減)で、郊外の大型商業施設への顧客流出などにより5年連続の下落となった。下落幅は県内最大。全国順位は前年と同じ18位。
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