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南予のマダニ類31%にウイルス 県衛生研所長報告

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 マダニが媒介し、致死率の高いウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の研修会が17日、愛媛県松山市三番町4丁目の県医師会館であった。県立衛生環境研究所の四宮博人所長は2013年以降、県内では10人が発症し、4人の死亡が確認されていると報告。発症、死亡とも国内症例の6分の1に当たる深刻な現状を明らかにした。 県医師会などが主催し、医療や行政関係者ら約150人が聴講。SFTSは高熱に加え県内では白血球が減少する特徴がある。四宮氏は、県内では八幡浜保健所管内で患者7人が確認されており、突出していると説明。南予でマダニ類約1200匹を調査した結果、約31%の検体でウイルスが見つかり、全国平均の約2倍だったと強調した。

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