災害備え強い地域に　松山でボランティア研修会

　東日本大震災の復興支援活動を振り返り、南海トラフ巨大地震などに備えようと、災害ボランティアのあり方を学ぶ研修会が２９日、松山市持田町３丁目の県総合社会福祉会館で開かれた。県ボランティア・市民活動センターなど主催。約１６０人が参加した。　東日本大震災直後から宮城県内で復興支援を続けている桑原英文・災害ボランティア活動支援プロジェクト会議幹事（４８）が講演。「平常心を忘れた無計画な支援もあるのではないか」と問い掛け、地域事情などに合わせた活動を訴えた。「災害時に強い地域」づくりに向け「子どもや若者を取り込み、日ごろのボランティア活動の輪を広げて」と呼び掛けた。