お接待で旅の疲れを癒やして―。松山中央ライオンズクラブは26日、愛媛県松山市鷹子町の四国霊場49番札所浄土寺で、お遍路さんにうどんやみかんジュースなどを振る舞った。 大型連休で巡拝が増える4月末に毎年、お接待をしている。四国霊場開創1200年に当たる今年は、午前9時半~正午に約100人が訪れる盛況ぶり。メンバー約30人が境内でうどんをゆで、いなりずしやタルトを配るなどしてねぎらった。お遍路さんは舌鼓を打ちながら「今回で2回目」などと談笑した。 友人と訪れた香川県まんのう町の宮武寛さん(73)と保子さん(69)夫婦は「これほどのお接待をしてくれるところはなかなかなく、おいしく、ありがたかった。うれしい気持ちが分かるので、他のお遍路さんにもお返ししたい」と顔をほころばせていた。
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