観光振興と地酒PRを目的とした伊予鉄道(松山市)の「愛媛の地酒電車」が先週末の夜、松山市内を巡った。普段はレトロな雰囲気の漂う路面電車内が、春の宴会を連想させる内装に様変わり。乗客は愛媛を代表する日本酒と、いつもと違う雰囲気に酔った。 県内では現在、博覧会「瀬戸内しまのわ2014」や芸術祭「道後オンセナート2014」など大型イベントがめじろ押し。これまでにビール電車やワイン電車を企画してきた伊予鉄が県酒造協同組合と協力し、地元を盛り上げようと実施した。 伊予鉄は2車両を地酒電車に充て、行政や経済関係者ら約40人を招待。「梅錦」「石鎚」など県内16蔵元の16銘柄をそろえ、1車両当たり18升を用意。松山市駅―道後温泉駅間をいつもよりゆっくりめの約2時間かけて2往復した。
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