韓国旅客船が沈没し、修学旅行中の高校生らが死亡、多数が行方不明となっている事故を受け、愛媛県内のフェリー運航各社は18日、自社フェリーを点検し、文書で注意喚起するなど、あらためて安全運航の手順を確認した。 東予―大阪と新居浜―神戸の2航路で営業する四国開発フェリー(今治市)は17、18の両日、フェリーの消火設備や脱出経路の表示などに異常がないことを目視で確認。18日は全乗組員約100人に運航ルールの順守や乗客の安全確保を徹底するよう文書で通達した。 フェリーと高速船で松山―小倉、松山―呉・広島の2路線を運航する石崎汽船(松山市)は、操舵室の機器や夜間に使う航海灯、係留時にロープを巻き取るウインチなどを出航前に必ず点検。17日は文書で安全運航への取り組みを再度確かめた。
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