四国電力は17日、伊方原発(愛媛県伊方町)が全3基停止後、3度目となる今夏の電力需給見通しを発表した。供給余力を示す「予備率」は8月が猛暑の場合4.3%で、安定供給の最低限の目安とされる3%を確保。5.9%だった昨年8月よりは1.6ポイント減る。四電は今後、国の検証結果を踏まえ、数値目標を掲げて節電要請するかを判断する。 今年8月の供給力は2010年並みの猛暑の場合583万キロワットで、昨年8月の595万キロワットから12万キロワット減。四電が電力を購入していた電源開発(Jパワー)松浦火力発電所2号機(長崎県、100万キロワット)がトラブルで停止した影響で約19万キロワット減ったことが響いた。
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