差別解消訴え　松山で国際ソロプチ中四国大会

　国際ボランティア団体・国際ソロプチミストの中四国組織「日本西リジョン」が１７、１８の両日、愛媛県松山市道後町２丁目のひめぎんホールで第２８回リジョン大会を開いた。会員約１２００人が参加し、奉仕活動への意欲を高める。　女性と子どもの生活向上に取り組んでおり、大会では国内５リジョンが所属するアメリカ連盟のシェリー・フレミング会長が講演。世界では読み書きのできない成人８億８０００万人の３分の２、学校に通っていない子ども１億１０００万人の６０％が女性だと指摘し、女性差別の解消を訴えた。　ドメスティックバイオレンス被害者の支援や、東日本大震災による孤児への奨学金提供など国内団体の取り組みにも触れ、団体が果たしてきた役割の大きさを強調。組織の使命を明確にし「世界は絶えず変化するが、連携を強めて平等な世界の実現を」と呼び掛けた。