飛鳥時代に創建された愛媛県内最古で国史跡の寺院跡が残る西条市小松町北川の法安寺で、あでやかな濃いピンク色のボタン「京美人」が見頃を迎え、市内外から訪れた多くの見物客を和ませている。 横手精教住職(72)によると、早咲きの京美人は例年4月10日前後に咲き始めるが、今年は開花が5日ほど早く既にほぼ満開で、25日ごろまで楽しめそう。今後、紅白の「島錦」や深紅の「芳紀」など約50品種が順次見頃を迎えるという。 16日は、高齢者や夫婦らが「きれいに咲いたね」「ちょうどいい時に来た」と直径20センチ前後の大輪の花をめでながら境内を散策。団体で花見をしたりボタンをスケッチしたりする姿も見られた。
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