愛媛県今治市は27日、建て替えを予定している今治クリーンセンター(同市町谷)周辺で5月末に実施した地下水調査の結果、観測用井戸1カ所から環境基準(1リットル中0.0005ミリグラム以下)の3倍に当たる0.0015ミリグラムの総水銀を検出したと発表した。 この観測井戸では2012年2月と13年2月にも基準の2.4倍の総水銀を検出した。市環境政策課は「原因は不明のまま。調査地点の地下水は飲用に使われておらず、生活環境への影響はない」としている。 調査は11年5月に開始し、12年2月からは3カ月ごとに実施。今回が7回目となる。センター下流の5カ所に掘った井戸から地下水を採取し、鉛やヒ素など28項目を調べた。
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