愛媛県の鬼北町教育委員会はこのほど、同町下鍵山の日吉小学校（上田敏彦校長、５９人）と日吉中学校（西村久仁夫校長、４１人）を、地域住民や保護者が学校運営に参画する「学校運営協議会」設置校に県内で初めて指定した。委員１２人が１２日に同小で初会合を開き、両校の本年度運営方針を承認した。 協議会は地方教育行政法に基づく制度で、保護者や地域住民が一定の権限と責任を持ち学校運営に参画、重点目標や行事計画、指導方法などに意見を述べる。両校が指定された４月１日現在の設置校は４２都道府県の１５７０校。 両校は国の小中一貫教育特例校に指定され、独自カリキュラム「郷土学」を展開している。町教委は、図書の読み聞かせや登下校見守りなどの学校支援地域ボランティア制度も構築。運営協議会でさらに住民を巻き込み、両校を核にした地域活性化を目指す。
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