27日に投票が行われる愛媛県の松山市議会議員選挙は、20日の告示まで13日で1週間となった。現行から2減となる定数43に対し、現時点で前回2010年より9人多い60人が立候補する意向。17人落選という近年にない激戦が見込まれるが、各陣営からは「市民の反応はいまひとつ」と盛り上がりを心配する声も聞かれる。 3月25日の立候補予定者説明会に出席した60陣営の内訳は、現職32、前職1、元職1、新人26。新人のうち8人は引退議員の後継と位置付けられる。旧市町別では松山53人、北条4人、中島3人。女性は10人で、年齢は26~82歳と幅広い。 現職陣営は実績などを説明し、引き続きの支援を呼び掛ける。引退者の後継や、政党から公認・推薦された新人の陣営は、受け継いだ地盤を小まめに回るほか、個人的なつながりも生かして浸透を図る。埋没を避けるため、新人陣営では後援会のチラシ配布などによる知名度のアップが目立っている。
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