大三島工場に研究開発棟が完成　伯方塩業

　伯方塩業（愛媛県松山市、武田清隆社長）は８日、大三島工場（今治市大三島町台）に研究開発棟を完成させ、運用を始めた。２０１３年２月に「研究開発部」を新設しており、多様化する顧客ニーズに対応するため商品開発の強化を図る。　同社によると、研究開発棟は鉄骨平屋床面積約３０７平方メートル。実験室や粉体試験室などを備え、同部の職員４人が常駐する。　県内３工場の各担当者と営業部門が商品開発を担当していたが、研究開発部に機能を集約させる。１９９７年に塩専売法が廃止され、現在は１６００種類以上の商品が市場に流通しており、客の要望に応えるため機能の充実が急務と判断した。